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カレーってどう作ればカレーなの

ていねいに、では、卵乳製品なしのごはんも作っていて。

カレーも卵や乳製品なしで作る。

はじめてカレーを作ってみた時のこと(1年半くらい前)

料理の本見て学んで、スパイスを買って。じゃじゃっと作ってみたら、

カレーじゃない。。。!

美味しいけど、カレーじゃない。カレースープとならまだ言える。

はて、

どうつくったものを、「カレー」と呼ぶのか。

いつだって、ものごとの定義や過程が気になる。

本屋さんで色々な本を見ていたんだけど、

「カレーの教科書」水野仁輔

この本がとっても素晴らしかった。

 

どんなつくり方をしたものが、カレーなのか、

そのルールを独自に定め、

ルールにそって作り、使う材料を変えると、

インドカレーにもネパールカレーにもタイカレーにも欧風カレーにもなる!ということが密度濃く書かれている。値段はそれなりにするけれど、値段以上の内容がたっぷりの本だとおもう。

 

ルールがシンプルで面白く、なおかつ理論的。

 

ルールの詳しい内容は本を読んでのお楽しみとして、

一番印象的だったことは、

 

とにかく「炒めること」。

 

でも言われてみると確かに。

カレーって、塩、スパイスでしか味付けされてなく。(お肉やさかななしの場合)

いかにスパイスの香りを美味しく引き出すか。です。

 

スパイスの香りは、油溶性。

はじめに油でゆっくりじんわりホールのスパイスを炒めるのは香りを油に溶かすため。

その後も、「煮る(水分で調理)」、ではなく、「炒める(油分で調理)」、

ということを意識すると、

全体にスパイスの香りがしっかりと行き渡りやすい。

 

以前私が作ったカレースープのようなものは、とにかく「煮て」作ったな、と思った。

まだまだカレーは勉強中ですが、、!

こうして少しずつ習得していくことはおもしろい。

 

水野さんの本、ぜひお手に取ってみてくださいね。

本当にすごい本です。

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